〇月×日
夫婦円満だとばかり思っていた両親が離婚することになり
俺は叔母の所有する隣町の古民家で一人暮らしを始めることになった、、、

築67年の一見どこにでもある古民家だが
この物件には致命的な問題がある

それは、、、

多〇宝町
それが俺が生まれ育った町の名だ、、、

都心から電車で一時間ほどの場所にあるどこにでもあるベットタウン、、、

ただ他の町と違う点は

この町がザーメンが通貨として流通する種付け特区という点だ、、、

とある県境にある今時ネットも繋がっていない限界集落
そんなド田舎で18歳の誕生日を迎えた俺は
遂に子供のころから計画していた（ある事）を実行することにした

それは、、、

俺が生れたころに始まった大規模なダム工事の作業員目当てに作られた
今ではほとんどの店が廃墟となったが村はずれにある簡易の風俗街

そんな中、唯一今でも経営している村に一軒だけの風俗店

そこで今日俺は大人の男になる！、、、、はずだったのだか、、、

都心から車で一時間ほどの場所にある
一見どこにでもある普通の住宅街
そんな普通の町で俺はどこにでもいる男子学生として学生生活を送っている

この町に普通と違う点があるとすれば

この町が悪の組織に占領されているという事
そして俺はその悪の組織に一因だということだ、、、、